『加藤周一の「日本文学史序説」を読む』に感動!
毎月楽しみにしている民主文学だが12月号の『加藤周一の「日本文学史序説」を読む』という岩淵 剛氏の評論に感動した。
9条の会等でも幅広く活動された氏だが残念ながら他界された。その氏の11章に渡る5巻の対策を岩淵氏が評論していた。岩淵氏さえどのような方か知らない私が興味を持ったのは、「加藤周一氏をできるだけ知りたい」という動機から読ませていただいた。
それが実におもしろいのだ。と言っては失礼だが加藤氏の偉業と岩淵氏の認識への感想について考えさせられた。加藤氏の「それぞれの時代の担い手たちが文学の担い手と同一ではなかった。」と「日本の土着世界観での各時代に反応してきた反応の系列をそれぞれの時代の社会的条件のもとで文学をとおして確かめようとしたという立場と岩淵氏の生産の担い手たちが文化ヘゲモニーを持つにはまだ遠いと考えていたことの現われという評論についてだ。加藤氏についてすごい人だと知ることができた。認識論で言えば知識層であっても、つまり生産の担い手で無い層であっても生産の担い手の立場に立てるし、その逆も真なりということでは無いでしょうか。今後も社会の発展と共に歩んでいく日本文学としてその問題意識を深めながら読ませていただく民主文学に多いに期待したい。


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